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文章を上手に書きたい!

·☕9分
#アイデア #ライティング #work
Rakuichi
著者
Rakuichi
ヴィッセルサポのIT屋
目次

今回は、文章を書くときに意識するようにしていることを簡単にまとめてみます。ちなみに文章を書くのは好きですが、決して得意ではありません。自分の備忘録や頭の整理も兼ねた記事になります。

(テックブログと言いつつ全然テックな記事を投稿できていないので、普通のブログとして位置づけようかな🤔)

参考にした本や記事
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まず最初に、私が文章を書く際に参考にしている本や記事を紹介します。

何回も見直すほど、わかりやすく、要点が抑えられた本です。文章を書く時のコツはもちろん心構えや上達のための取り組みについても触れられています。

パラグラフ(段落)ライティングを紹介した記事です。こちらの内容は取り上げませんが、パラグラフライティングの考え方はぜひ知っておきましょう。私も先輩から教えていただいてから意識するようにしています。

簡単に説明しておくと、パラグラフ(段落)を以下3つの要素で構成し、「1パラグラフ = 1トピック」を意識してわかりやすい文章にしよう! というものです。

  • トピックセンテンス(Topic Sentence):ここを読むだけで概要がわかるように1文でシンプルに
  • 理由(Reasoning):トピックセンテンスの主張に対する説明
  • 具体例(Evidence):理由を裏付ける具体的な事例や経験を述べる

意識している6つのポイント
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色々と意識していることはありますが、“文章を書く時のコツ”に絞って、私が意識しているポイントを紹介します。

  1. 1文は短く、シンプルに
  2. 漢字やひらがなのバランスを意識する
  3. 句読点や段落を意識して文章の見た目とリズムを整える
  4. 同じ表現を連続で使わない
  5. 「は」と「が」の使い分け
  6. 過去形と現在形を混ぜることで文章を読みやすくする

1. 1文は短く、シンプルに
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パラグラフライティングの考え方にも通じる部分ですが、いかに「1文を短くするか」は文章を書く上で最も重要な要素です。「1パラグラフ = 1トピック」であるように、「1センテンス = 1メッセージ」が基本であるべきです。もちろん、小説などではあえて長文を使うこともあるかもしれませんが、一般的な文章では短くシンプルにまとめることが大切です。

【悪い例】
ヴィッセル神戸は昨年優勝しましたが、今年はいまいち波に乗り切れておらず、勝たなければいけない試合を落としている印象があると思います。

【改善例】
昨年ヴィッセル神戸は優勝しました。しかし、今年は波に乗り切れず、勝たなければいけない試合を落としている印象があります。

上記の例では、以下の3点を修正しています。

  1. 1文が長いので、2つに分割
  2. 「いまいち波に乗り切れておらず」の「いまいち」は削除しても意味としてあまり違いがないので削除
  3. 「印象があると思います」は「印象」自体に「感じたものである」という意味が含まれているので、「思います」は冗長な表現として削除

参考書籍では、1文60文字が目安で80文字だと多いと書かれていました。私はそこまで意識せず、とりあえず「できるだけシンプルに短く!」と考えています。

2. 漢字やひらがなのバランスを意識する
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ライティングの世界で、漢字をひらがなにすることを“ひらく”ひらがなを漢字にすることを“閉じる” というそうです。

漢字は堅苦しく、ひらがなはやさしい印象があるのは皆さん理解いただけると思います。漢字が多い文章は読みにくいことがあります。かといってひらがなを多くしすぎても読みにくいです。そのため、漢字とひらがなのバランスを意識して文章を書くことが大事になります。

また、漢字が多い文章は見た目の印象として字面が黒くなり、難しい印象を与えるとも書かれていました。「漢字が2~3割、ひらがなが7~8割」が理想的なバランスであると。これはポイント3の「句読点や段落を意識して文章の見た目とリズムを整える」でも触れるのですが、文章をパッと見たときの印象は想像以上に大事ということです。

【漢字が多い例】
今年も優勝出来ると考えていましたが、流石に簡単では無い事がわかりました。

【バランスを改善した例】
今年も優勝できると考えていましたが、さすがに簡単ではないことがわかりました。

参考書籍には、漢字よりひらがなで書いたほうが良い言葉がまとめてあるので、興味ある方はぜひ購入して確認してみてください。

3. 句読点や段落を意識して文章の見た目とリズムを整える
#

読点「、」の打ち方は個人的に悩みの種です。読点は読む際のリズムを整えるために重要な役割を果たし、見た目の印象にも影響を与えます。読点が多すぎても少なすぎてもよくないので、適切な位置に読点を打つことが大事になります。

読点の打ち方については8つのルールが紹介されていましたので引用します。

  1. 文の切れ目に打つ
  2. 修飾する文章が長いとき、そのあとに打つ
  3. 対等に語句を並べるときに打つ
  4. 接続詞、逆説の助詞のあとに打つ
  5. 挿入された語句の前後や文節を区切るときに打つ
  6. 引用を示す「と」の前に打つ
  7. 感動詞やよびかけの句のあとに打つ
  8. 修飾する語とされる語の関係を明確にするために打つ

「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。/ 日経BP

基本的にはこのルールを意識しながら、声に出して読むことで違和感がないか確かめるとよいです。音読しながら、「読点があることで読みやすいか?」、「読点があることで誤解のない文となるか?」 を確認します。

また、見た目を整えるという観点から段落を意識的に変えるのも大事です。Webドキュメントでは大体2~3行で段落を変える とよいでしょう。書籍や雑誌などでは5~6行が目安のようです。

スマートフォンやタブレット、ノートPCなど様々なデバイスで読まれるWebドキュメントは、表示幅が読者依存になるため、意識的に短くします。Webメディアの記事や「note」の記事などを読んでも細かく段落を変えていることがわかるかと思います。

パラグラフライティングで「1パラグラフ = 1トピック」が大事であると紹介しました。これも合わせて意識するとよいかもしれません。「1パラグラフに1トピックである」ことが重要 なのであって、 「1トピックに対して1パラグラフである必要はない」 と私は考えています。

4. 同じ表現を連続で使わない
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私自身、ブログや個人的な日記を書く中で、どうしても同じ表現を使ってしまうことがあります。私の場合、観劇レポートなど感想が多い文章を書いているときに、「○○な感じがある」という表現をたくさん入れてしまう癖があります。

【悪い例】
神戸はおしゃれな街っていう“感じ”もありつつ、山などの自然が充実している“感じ”もあります。○○は▽▽な“感じ”がするなぁと思います。

【修正例】
神戸はおしゃれな街という印象がありますが、山などの自然も充実しています。○○は▽▽な“感じ”がするなぁと思います。

上記の例では「感じ」を「印象」に変えることで、同じ表現を連続で使わないようにしました。また、使う必要がないところでは省いたりすることも意識しています。実際に書いた記事でも「感じ」という表現はいくつか使っていますが、極力連続で使わないようにしています。

5. 「は」と「が」の使い分け
#

参考書籍を読むまで意外と意識していなかったなと思うことの1つです。

「は」と「が」は頻出する助詞ですが、明確に役割に違いがあります。例えば、以下のようなSNSの投稿があったとしましょう(硬い表現なのは置いておいてください)。

  1. ヴィッセル神戸の選手 “が” 駅前を歩いていました。その選手 “は” サンダルを履いていた。
  2. ヴィッセル神戸の選手 “は” 駅前を歩いていました。その選手 “が” サンダルを履いていた。

「は」と「が」を入れ替えただけですが、微妙に印象が変わりませんか?2の文章は少し違和感があるように思います。「ヴィッセル神戸の選手は」と言われると、この文章の前に、「ヴィッセル神戸の選手」について触れている文(投稿)があるのかな?と思いますよね。たった1つの投稿なのであれば、1の文章のほうが自然な印象を受けるのではないでしょうか。

基本的な使い分けのルールは、

  • 「は」はすでに分かっていること:ヴィッセルの選手の話を事前に出しているならこちら
  • 「が」はわかっていないこと:初めて出す情報であればこちら

です。

もう1つ、接続助詞「…が」を使っていいのは「逆接」の時だけというルールも紹介されていました。接続助詞の「が」には、反対のことをつなげる逆接の「が」と、単純に文と文をつなげる単純接続の「が」があります。

【逆接の「が」】
新しいことをするために転職した“が”、結局は元の職場と同じことをしている。
【単純接続の「が」】
新しいことをするために転職した“が”、色々チャレンジ出来ていて楽しい。

逆接の「が」の例文は違和感がないと思います。前後の文章が逆の関係になっていますから。しかし、単純接続の「が」の例文は、「が」がないほうが違和感なく読めると思います。このように、接続助詞「が」は逆接の時だけ使うことが望ましいです。

もちろん、あえて単純接続として使うのもありだとは思いますが、注意して使う必要があるでしょう。また、単純接続を使うと1文が長くなる問題もあります。上記例であれば

新しいことをするために転職しました。色々チャレンジ出来ていて楽しいです

として、2文に分けたほうが読みやすいです。

6. 過去形と現在形を混ぜることで文章を読みやすくする
#

参考書籍では一番優先度の低い項目として挙げられていましたが、個人的には結構参考になった考え方でしたので紹介します。

自分の出来事や思い出を書いていると、どうしても過去形が多くなると思います。ここにあえて現在形を混ぜることで、リズムが良くなったりライブ感が出てよい文章になります。

 前半に2アシストで勝利の原動力となった大迫勇也は、アディショナルタイムが残り少なくなると両手を広げて終了をアピール。ホイッスルと同時にガッツポーズを繰り返し、武藤嘉紀と抱き合った。その後も雄たけびをあげ喜びを爆発させた大迫は、次々とイレブンやスタッフと抱擁を行った。

西スポWEB otto! - 【動画】「これ見て泣いてしまいました」J1初優勝のヴィッセル神戸 「優勝するために日本に戻ってきた」大迫勇也が魂の咆哮&歓喜の抱擁

こちらは、ヴィッセル神戸が優勝した時の記事です。過去形と現在形が混ざっていることで、ライブ感が出ているように感じます。過去形のみだと、過去の出来事を振り返っているような印象になりますが、現在形を混ぜることでその瞬間にいるような感覚を得ることができます。

まとめ
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今回は、私が文章を書く際に意識していることを紹介しました。基本的には、『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』をもとにしていますが、なるべく自分の言葉で書いたつもりです。ほかにもいろいろと参考になることが書かれているので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

このブログ自体もライティングスキル向上の目的があるので、意識しながら書いていきたいと思います。

では、また~👋

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